戸倉小学校 伝統の蚕飼育(上蔟(じょうぞく))
2022.07.21
7/20(水)に戸倉小学校の伝統行事「蚕の飼育」の「上蔟(じょうぞく)」が行われた。6月末の約3mmの大きさから7月末に7cmになるまで講師の阿部一郎さんの指導のもと、生徒たちが交代で桑をやり飼育を続けた。今回は「上蔟(じょうぞく)」といって、繭を取るためにマンションのような枠に入れる作業が行われた。桑の葉を取り除き、1匹ずつ丁寧にとり、塵取りに集めて、蚕を100匹ずつ数え(2回目からは量りを使って数える)、マンションのような枠に下の段から一段ずつ入れていく作業を行った。講師は地域の阿部一郎さん。最初の年から30年以上ずっと、震災の年でさえ戸倉小学校は登米市の善能寺小学校をお借りしていたので、そこでも養蚕を教えていただいた。蚕の飼育は学校の全ての教科が含まれている..「数を数えたり、量りで量ったり、繭の糸の長さを測ったり、蚕や繭の平均を取る”算数”」「蚕や繭、桑、上蔟などの漢字を書くことができるようになる”国語”」「出荷したりすることで流通を知ることができる”社会”」「孵化仕立ての蚕からの成長や飼育をする”理科”」と一郎さん。次回は「繭かき」の様子を取材予定。*写真提供:波伝谷地区 渡辺さん