2021.02.26
2月1日からの20日間、南三陸町戸倉地区で著名な先生方をお迎えし「林業就業支援者講習会」が座学と山に入っての実地訓練で行われた。山に入り伐採したり、座学のチェーンソーの分解・清掃・組立のメンテナンス講習など多岐にわたって勉強をする機会を得た受講者。山での事故にも対応できるように講習に組み込まれた救急救命講習も受講し備える。講習のレベルが上がるにつれ
切口から見える上達。懸木処理も理解が進み、森の命との対話ができるように。そして講習の日程が進むにつれ狙って突き刺して、二段伐りも。そして狙い通り倒せるようになってきた。
2月11日体がキツくなってきた受講者もとにかく真剣に取り組んでいる。
小型車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)特別教育として、ヤンマー建機から講師派遣してもらい、充分に時間をかけ学科と実地講習を受講し、林業の現場で活躍する3t未満の重機が扱えるようにもなった。橋本光治先生の作業道講習を受講し、製材所の視察や株式会社佐久佐藤太一氏に
『イヌワシの森と現代林業の可能性について』林業経営の視点から講演を受講し、20日にわたった林業就業支援者講習南三陸講習も無事修了式を終え、「タイトなスケジュールの中、濃密な時間と、世界の解像度が上がる林業体験が、林業の入り口に立つ方の今後の活動の糧となれば幸いと」渡辺氏。山は手入れしてこそ野生動物や猛禽などが住める環境にもなるそうだ。それも担っているのかもしれない。
(引用:facebook 波伝の森山学校(同)代表 渡辺啓さん)