2024.03.01
2月27日(火)18:30〜21:00ネイチャーセンターでサスティナビリティ学講座VOL.11が行われた。参加者は20数名で会場が思ったよりも狭く熱気がすごかった。今回は「志津川湾で「発掘」された幻の魚クダリボウズギス大解剖」というタイトルで、5人の研究者がそれぞれの内容で参加者に伝えてくれた。
・北里大学海洋生命科学部 林公義さんは「テンジクダイ科クダリボウズギス属魚類の研究しと分類学的問題点の整理」
・南三陸ネイチャーセンター研究員の鈴木将太さんは「志津川湾には「2種類のクダリボウズギス」が住んでいた。
・国立科学博物館所属 日本学術振興会特別研究員PD 佐藤真央さん「クダリボウズギス属魚類の風変わりな形態」
・京都大学フィールド科学教育研究センター助教 邊見由美さん「テッポウエビ類をめぐる共生関係の多様性」
・南三陸ネイチャーセンター研究員 阿部拓三さん「志津川湾で明かされたクダリボウズギスとテッポウエビ類のアツい関係」でした。
クダリボウズギスはルビーのように美しい魚で志津川湾でも2007年に1個体が採集されたのみの、探しても見つからない「幻の魚」だった。しかし、2022年春の志津川湾の思わぬ場所で『発掘?!』され、変わった生態が明らかになりつつある。その発見秘話や驚きの生態などを、研究者さんたちのやや興奮気味の、とても詳しく楽しく分かりやすく、例えば「クダリ〜」の語源は魚の感覚器(側線系)で行のように見られることから名付けられた?(三行半のくだり)など、とても興味のあるお話をしていただいた。まだ研究未発表なため、ここまで。お好きな方もそうじゃない方も興味が湧いてきたことでしょう。