海浜植物を守ろう
2020.11.26
11月10日(火)に戸倉小学校3年生の授業で、地域に少なくなってしまった海浜植物のハマヒルガオとハマエンドウを波伝谷の坂本海岸の新防潮堤と旧防潮堤の間の土地に植える作業をした。
校長先生と担任の昆野先生の計らいもあり、4月から児童8人でプランターにタネを撒き、交代で水やりをし、11月まで、育て上げた。「表面に見えるハマヒルガオが枯れてしまったと思いショックだった」という児童もいたが、「1年草と違って、毎年葉っぱがはえ花を咲かせる多年草なので、大丈夫なんだよ」と指導者の大渕さんと宮城県職員の江刺さんが話すのを聞いて安心したようだった。プランターの苗をほぐすとプランターいっぱいの根が張っていた。根がどのくらい長いかを図ったりし、皆その長さに驚いていた様子だった。
大事にほぐし、一つずつ丁寧にうえた苗に水をかけ、踏まれないようにコーナーに児童たちの名前を書いた目印の杭を刺し、「来年の5月頃に花を咲かせるのを楽しみに待ってる」と口々に語っていた。東日本大震災の津波の後もこの地域の浜には当然のように咲いていた花であるが、地域に防潮堤ができてしまったこともあり、海岸の海浜植物がなくなってしまったというのはとても悲しいこと..植えたハマエンドウとハマヒルガオが花を咲かせますように..