住んでよし訪れてよしの戸倉地区WEB新聞

暮らしのダイアリー

希望の調べ 戸倉保育所

2021.12.01

11月26日午後4時から、戸倉保育所で大人向けにピアノのコンサートが行われた。ピアニストは谷口博章さん。谷口博章(たにぐちひろあき)さんは、兵庫県西宮市職員(公務員)でありながら、ピアニストとしての活動にも取り組んでいおり、「ワシントン国際ピアノアーティストコンクール」で優勝するなど国内外で数々の賞を受賞している。
東日本大地震後2011年4月、西宮市からの最初の派遣職員として東日本大震災で甚大な被害を受けた南三陸町に赴き、広報業務と町長の秘書業務を担当。阪神・淡路大震災経験者として、災害後のマスコミ対応、災害広報第1号の発行などに奔走した。派遣最終日、心安らぐ時間になればという思いから、数カ所の避難所でミニコンサートを開催した。涙を流して聞いている被災者、被災した町を忘れてはならないと、2012年3月にはパリで南三陸町支援のチャリティーコンサートを開催した。コンサートの前には被災状況の説明や現地での活動報告も行い、海外に被災地支援の必要性を訴えた。その後も音楽を通じた南三陸町支援活動を続けている。2018年に脳梗塞で倒れ左半身の麻痺を患いながら、懸命なリハビリで復活。そこで、2019年7月「夢を叶え、奇跡を起こしてくれたピアノを贈りたい」と佐藤仁町長にメッセージを送り、当時の戸倉保育所の高橋所長に連絡があり、20年愛用していたグランドピアノ「音楽は復興への大きな力を発揮する」と戸倉保育所へ寄贈された。本当ならばすぐに南三陸町でミニコンサートをする予定だったが、新型コロナウイルスのため帰町を断念。そこでwithコロナの時代を見据えた持続可能な支援活動として、2021年、南三陸町支援CD「南三陸に捧げる音」を制作。今回そのCDの売上げを町長と戸倉保育所の所長に「36万円」もの額を手渡された。「寄贈していただいたピアノが谷口さんに弾いていただけたので、ピアノの音色は喜んでいるように聞こえました」とコンサートに来場した保育所の保護者の方が話していた。


ピアノコンサートは
・ショパン:ノクターン第2番作品9−2
・ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」第一楽章、第二楽章
・シューベルト:即興曲作品90−3
・上田真樹:故郷による幻想曲
素人にもわかりやすい曲を選んでくれたりアンコールにも応えてくれたり、コンサートは喝采で終了した。
東日本大震災を覚えていてくださり、支援もずっとづづけてくださっている谷口さんありがとうございます。
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