さざれ石
2025.02.07

2022年から戸倉神社の階段を登ると境内の左側に「さざれ石」が祀られています。
旧志津川町の志津川駅の近くにお住まいの方が「さざれ石」をお庭に祀っていたところ、2011年3月の津波で自宅が流されてしまいましたが、「さざれ石」はそのまま流されず瓦礫の中でも庭に残りました。その後、その方が登米市に移住した住宅の庭に祀っていたものでしたが、もともと戸倉に縁のある方だったため戸倉神社に奉納したいとのことで、岐阜県天然記念物の「さざれ石」が戸倉神社に奉納されました。
宮司の斉藤さんは「とても珍しいもので、国歌に「君が代」に詠まれているものです。とても貴重なものを祀ることができて有難いことです」と話してくれました。
*さざれ石:大小の石が長い歳月のうちに小石群の隙間に炭酸カルシウムや水酸化鉄が入り込み凝結し、長年かけて一つの塊になった「石灰質角礫かくれき岩」のことをいう